ボツにした小説のプロローグ

せっかくなので、冒頭だけ公開します。---------------------プロローグ 大理石の白く滑らかな壁は、兵士の血で濡れている。神聖な空気の中にも、どこか長閑さを感じさせた王宮。瞼の裏に蘇る、安息の日々。何かの夢ではないかと、目を開ける。儚く浮かんでいた情景は、兵士たちの怒号、嘔吐くような濃い血臭……鮮烈に焼き付いた今の『現実』が、その全てを打ち砕いてしまう。「……うぅ」城内に津波のごとく押...

【音声作品】 ちょっとHな ぼくのちっちゃな花神さま!

先日、とろとろのゆで卵より「ちょっとHな ぼくのちっちゃな花神さま!」が発売されました。大変お待たせいたしました。表向きには活動を休止しておきながらも、作品出しちゃいます。休止してからの第一作目です。詳しくは当該の記事参照。さて、作品のタイトルにある通り「ちょっとHな」ため、過激なシーンは薄くコミカルな内容が大半を占めています。突然、あなたの許に現れた超絶小さな女の子。彼女は自らを花神と名乗り、遥か昔...