【官能小説】サンプルテキスト(散花)

少し前に書いた掌編。エロシーンの練習に書いたので、ストーリー性は皆無です。
特に発表する場もなかったし、このブログに小説載せていなかったので、何となくアップします。
今度はストーリー性のあるロリもの書いてみたいです。


【散花(仮題)】

 男の下で、少女がもがき苦しんでいる。
 淡い西日が射し込む、放課後の教室。生徒たちが発する騒がしい声、賑々しい空気は押しなべて校舎から吐き出され、後に残されたのは日常の雰囲気からかけ離れた、淫らな情景。鼻腔をくすぐる甘酸っぱい香り、身体同士が打ち合わされる生々しい物音……見慣れた教室は、今や淫靡な空間に変わり果てていた。
「んっ……もう、いい加減にして……くぅっ……あぁっ……」
 淫臭に混じって届くのは、何かを押し殺したような声音。……普段の取り澄ました顔つきからは、とても想像できない声の跳ね上がりが、男の耳朶を打つ。その心地いい響きに、怒張が硬さを増す。
「くくっ……君のような女の子が、万引きなんかしているとは……人は見かけによらないねっ」
 力強く腰を突き出すと、粘性の快感がモノに纏わりつく。何度となく味わっても、決して飽きることはない。
「んんぅっ……そ、そんなこと……んんっ……! あんたなんかに、言われたくないっ……んぐっ……」
 少女の言う通りである。男はその外見に違わず、数々の悪行を重ねてきた。当然クラスからは浮き、友達と呼べる者も一人としていない。かと言って聡明なわけでもなく、学校は休みがちなので、教師受けも良くなかった。
 ……そんな落ちこぼれの男子生徒が、学園の華と謳われた模範生――水城麗香と交わっている。
 彼女の矮躯は、適当に並べられた机の上で震え、全てを曝け出している。薄い胸の膨らみ、ほっそりとした身体つき、整った毛叢の下で蠢く女性器……普段は誰にも見せないであろう何もかもが、男の目にねぶられている。麗香の頬が、羞恥と屈辱で色づいた。
「なんで、あたしが……んんっ、あんたみたいな奴と……っ。こんなの、絶対におかしい……何かの、間違いよ」
「寝惚けたことを。現に君は、僕に犯されているじゃないか。ほら、自分のモノを良く見てみなよ」
「嫌……いやぁ! 違う、こんなの嘘……っ、んんっ、ああぁ!」
 少女の抵抗は無意味だ。いくら言葉で否定しようとも、男が腰を動かすだけで、否応なく現実が突きつけられる。誰の侵入も許したことのない秘所を、強引に穿つ肉砲。うねる膣道は苦痛を和らげるため、絶え間なく蜜を滲ませていた。
「なんで、濡れてるの……? あたし、感じてない、のに……気持ち良いなんて、微塵も思っていない……なのに、ああぁっ……」
滑稽なことに、漏れ出す愛液を快楽の証として認識している。事実を告げて、馬鹿にしてやりたい気持ちもあった。しかしこの誤認は、男にとって好都合である。抽送を続けながら、自信に満ちた笑みで言う。
「本当に苦痛だけかい? セックスとは本来、気持ちの良い行為なんだ。敏感な部分を男のモノで擦られたら、苦痛だけでなく、その中に混じる快楽もあるはずだ。ほら、どうだいっ!」
「んんぅっ!? 気持ち良いわけ……ないぃ……嫌あぁっ」
 身を捩り、抽送から逃れようとする。その手を掴み、無理やり引き戻す。肉棒がより内奥に潜り込み、底を勢いよく突いた。
「ああぁっ! そんな、奥まで……んん……いやぁ、止めなさい、よぉ……っ」
「ふひひ。今、君の子宮をノックしちゃったね」
「き、気持ち悪い……! ヘンなこと、言わないで……っ、んく、あああぁっ!」
 それまでは、膣の浅い部分でストロークを繰り返していた。一転して、腰の振り幅を変える。前後に大きく、ねっとり襞を擦り上げながらピストンし、最後には奥底を突く。先ほどよりも生々しい肉の形が、少女の内に刻まれる。……沸き立つ嫌悪感は一押しのはずである。
「んっ、んぐっ、おおぅ……っ! んんぅ……いやあぁ……」
 蜜壺の淫らな感触を味わうように、遅々とした動きで穿つ。限界までモノを引き抜くたび、肉傘が生温かな液を掻き出し、彼女の太ももに伝い落ちる。
「ほぉら、こんなに濡れてる。やっぱり君、僕なんかに犯されて感じる、厭らしい子なんだ。……そっち方面でも優等生だったとは、驚きだね」
「そんなこと、ああぁっ、言わないで、よ……んく、ああぁっ……。私は、真面目で普通の……んんんぅっ!」
「表向きは、確かにそうだったかもね。でも君は、犯罪に手を染めた。自業自得じゃないか。さっきから被害者面してさ。これは、当然の報いじゃないか」
「ああぁっ、んんっ、そ、それは……うっ、ひぐ、うぅ……っ」
 男の指摘に、潤みを帯びた声が漏れる。図らずも、核心を突いたようだ。苦しげな声の合間に、啜り泣くような響きが混ざる。
「うぅ……ひぐ、んん……っ、あぁ……」
 ……出来心だったのだろう。近所のスーパーで見かけた彼女は、教室での毅然とした振る舞いが嘘のように、挙動が怪しかった。おそらくは初犯のはずだ。手にした物を通学鞄に滑り込ませる手つきからは、初々しさが窺えた。
「なんで、どうしてあんな事したんだろ……っ。あたし、ほんと馬鹿……っ、あの時万引きなんてしなきゃ、今も……うぅ、んんっ……ぐすっ……ああぁ……っ!」
 言葉の端々からは、抑えようもない感情が滲んでいる。
……少女はただ、魔が差しただけなのだ。勉強に疲れたのかもしれないし、校則の厳しい学校生活から逃れたかったのかもしれない。いずれにせよ、枷から外れたいと願った少女は、偶然、目の前にあった商品を掠め取った。そして偶然、それを男が見ていて、手元には携帯電話が握られていた。全ては、不運な偶然の重なりに過ぎない。しかし、麗香にとっては最悪の不幸であり、男にしてみれば僥倖である。
「今まで、真面目に生きて来たのにぃ……ああぁっ、んん……たった一度の過ちだけで、どうしてここまでされなくちゃ……んんッ、いけないのよぉ……っ」
 今さらのように自分の行動を嘆き、悔恨に涙をこぼす。咽び泣く麗香の膣を、しかし容赦なく男根が貫く。……彼には良心の呵責など持ち得ない。頬を伝う涙に、むしろ昂奮が高まる。
「許して、よぉ……あたし、もう悪いことしないからぁ……万引きなんて、二度としないからぁ……」
 男の携帯電話には、決定的な証拠が収められている。それを消さない限り、麗香は股を開くより他ない。そのたび、欲望に塗れたモノを突き込まれ、射精に至るまで醜い肉茎が出入りする。少女にとっては耐え難い仕打ちである。
「おちんちん、いやぁ……抜いて、お願い……っ」
 陰茎を抜き差しされる毎に、麗香はしおらしくなっていた。膣内を満たすように膨れ上がる肉棒、内部から伝わる震えに、何か嫌な予兆を感じ取ったのかもしれない。先ほどまで紅潮していた頬は、心なしか青ざめているように見える。
「何で止めないといけなの? もうすぐ、なのに」
「あ……」
 全てを悟った一言。膣の締り具合が、一段と強まったように感じる。麗香は、大きくかぶりを振った。
「そ、それだけは止めてぇ! お願い、他の事ならなんでもするからぁっ! 中はダメなのぉ! せ、せめて外に……っ」
「うん? 何を止めて欲しいって?」
 空とぼけて時間を稼ぎ、激しく腰を振った。少女の意志とは関係なしに、無数の肉襞が絡みついてくる。それは、精液を搾り取ろうとする本能的な膣の働き。麗香は顔を青くして言い募った。
「せ、精液出すの止めてぇっ! それ以外なら、何だってするからぁっ! だからもう許してぇっ!」
「それ以外って、例えば?」
「そ、それは……んんっ、ああん!」
 度重なるストロークの甲斐あって、押し返すような抵抗感のあった柔襞が、肉胴を受け入れつつある。男は好機とばかりに攻め入った。濡れた媚肉がほぐれていく感触を、亀頭で知る。竿を痛いほどに締め付けていた膣道を、筒先が押し開いていくのだ。
「ああぁっ、んん! いやぁ……中出し以外にしてぇぇ! 手でも、お口でも……おっぱいだって使っていいからぁ! だからぁ、んんッ、中は……はああぁん!」
 形のいい唇が、卑猥な言葉を紡ぐ。その中に混じる甘い響きが、男の官能を奮い立たせる。硬くいきり立った陰茎に、更なるいななきが走った。ますます激しい動きで、男は絶頂に近づこうとする。
「ダメぇぇっ! 精液いらないぃ! 今日、危ない日だからぁ……っ!」
「へえ、それは良いことを聞いた」
「な、何を言って……」
 男の下卑た笑みに、麗香が問い返す。彼は腰を動かしながら、事もなげに答えた。
「一度、ボテ腹セックスって奴をやってみたかったんだ。うんうん、もしかしたら夢が叶っちゃうかも」
「そ、そんな……。あ、赤ちゃんは……」
「は? そんなの知らないよ。僕は気持ちの良いことにしか興味ないんだ」
 ばっさり切り捨てて、腰の動きを速める。教室内に、ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響き渡った。
「こ、……この、鬼畜! 変態ぃぃ! あんた、正気なのぉ……っ! こんなことして、絶対に許されないんだからぁ!」
 鳴りを潜めていた怒りが、再び麗香の声に宿った。ペニスの侵入を拒むように、ぎゅっと膣が締め付けられる。
「そうこなくちゃ。しおらしい女よりも、僕は強気な女の方が燃えるんだ」
「な、何言って……っ! とにかく、中に出すのはダメよ! それとも、犯罪の証拠を残しても良いって言うの!」
 懇願が無意味であると悟ったのか、手法を変えてきた。男は不敵な笑みを崩さぬまま、黙々と奥に突き立てる。色素の薄い肉ビラが捲れ上がり、竿を絶妙な刺激で撫でつけた。
「んんっ……あんた、人の話聞いてるのぉ……っ! 中に出したら、あんたの人生終わりよっ!」
「……その時は、君も道連れだね」
「……え」
「だって、そうでしょ。まあ僕に比べたら罪は軽いけど、君には積み重ねてきたものがある。優等生としての水城麗香は、呆気なく崩れ去るんだ」
「あ……そ、そんな……」
 彼女に残された道は、泣き寝入りしかないのだ。憎き男を断罪しようとすれば、必然的に麗香も傷ついてしまう。身に受ける罪は軽くとも、今までのように振る舞うことは叶わない。周囲から爪弾きにされてしまうことなど、目に見えていた。
「うぅ……ああぁ……いやあぁ……っ」
 じわりと、絶望の影が広がっていく。その声は動揺を抑え切れず震えていた。呻くような息遣いの合間に、官能の色が見え隠れしている。
「ははあ……なるほど」
 唇の端を歪めるようにして笑いながら、男は独りごちた。探りを入れるように、じろりと濡れた女性器に目を落とす。
「……なに……んんっ、よぉ……ああぁっ……」
 その視線に気づいた麗香が、訝しげに問うた。言葉の切れ目に荒い息が入り込んで、不明瞭な声となる。
「その反応……。麗香さん、感じてるんだね」
「な……そ、そんなわけ……ああん!」
「可愛い声、出ちゃったね」
「ち、ちがっ……うぅっ」
 ……彼女はもはや、男の白濁を受け入れざるを得ない。諦観が胸中を満たしていくに従い、抑え込んでいた官能が湧き出したのだろう。いくら心が拒絶しても、肉体に囚われている限り、感覚まで遮断することは出来ない。麗香は、婉然と濡れ光る恥毛を見下ろして、強く首を振った。
「嫌なのにぃ……っ! なんで、こんなにも……ああん! やだやだぁっ、もう動かさないでよぉぉっ!」
 彼女の瞳から、理性的な光が失われていた。
……余計な会話は、もういらない。男は大きく腰を引いて、一度、秘裂にうずめていたモノを引き抜いた。分泌される淫液で、肉杭がオレンジ色の陽を照り返す。それは、麗香の目に兇器のごとく映ったらしい、艶やかな裸身が震える。
「あぁ……え?」
 大きく見開かれた目に、微かな希望の光が過る。
「あああぁっ!?」
 しかし数瞬後には、猛々しい剛直を突き込まれ、一条の滴となって消えた。
「あああん! いやあぁっ……んんっ、はあぁんっ! おちんちん動かさないでぇ、精液いやああぁぁっ!」
 熱を帯びた異物が、膣の内部を侵食していく。後はもう、男の思うがままだった。前後に腰を突き動かすたび、精緻な造りの膣口が、卑猥な音を立てる。麗香の口から漏れる拒絶など、意に介さない。己の快楽を貪り求め、愚直なストロークで達しようとする。
「ふあぁん! んんぅ……や、やだぁ、止めてぇぇ! 妊娠するのいやぁぁっ! ……あたし、まだ学生でいたいのぉ……っ!」
 嬌声混じりの訴えには、麗香の、千々に乱れた思いが込められていた。
「友達と何気ない話をして、勉強なんて面倒くさいなって愚痴を呟いて……っ、帰り道にクレープ屋が来ているか確かめて……そんな毎日を送りたいって……っ、あたし、やっとそう思えたのぉっ!」
 ……麗香にとっては、何の変哲もない日々だったのだろう。むしろ、息苦しさを覚えていた毎日。それが失われて、少女は日常の価値に気付けた。自分で破滅への一歩を踏み出しておきながら、虫のいい話だ。男はそう思って、一心不乱に腰を振り続けた。
「そ、そんなぁ……っ!」
信じられないといった顔つきで、男を見る。その表情に、鼻白む素振りはない。快楽に支配された獣のような眼光が、麗香を見返す。その鋭い目つきに反し、口許には緩みきった笑みが浮かんでいた。
「もうすぐ、出そうだよ……っ」
「――ひぃっ!」
 麗香の悲鳴が短く弾け、卑猥な水音に呑まれていった。いきり立つ肉棒が間断なく出入りし、体液を飛ばす。淫らな飛沫が、ベッド代わりの机を汚していった。
「いやいやぁっ! 中には出さないでぇっ! 精液いらないぃぃ! やだのぉぉっ!」
 小さな子供のように、いやいやをする。その幼い仕草に、男の情欲が高まった。ぐつぐつと煮え滾る射精感が、尿道を駆け昇って来るような感覚。堪らずに、男の口から低い呻きが漏れた。
「ああぁっ……! 出るぅ! クラスメイトの美少女に精液注ぎ込んじゃうぅぅ!」
「止めてぇぇぇぇぇっ! 外に精液出してぇぇっ! いやあああぁぁッ!」
 絹を裂くような絶叫が響き渡り、男の脳裡に、バチン! と閃光が弾けた。同時に、根元まで押し込んだ肉棒がしなり、有りっ丈の精を解き放つ。びくんびくんっ、と幾度か反り返る怒張を抜くと、中に収まりきれなかった白濁が、膣口から漏れ出した。精液の小川は戦慄く太ももを伝い落ち、制服に染みを広げていく……。
「あ、あぁ……。中に、精液出て……? そ、んな……嘘……こんなの、いやぁ……」

〈了〉

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